「エンブレムで簡単ドレスアップ」でサイドミラー下にエンブレムを配置したところ、マカオンはかなり気に入りました。
エンブレムでは凹凸もあり、またサイズ的にも少し小さく、そして色も目立ちにくい色でした。
しかし、オリジナルの「Copen」を簡単に作りたい…
そう思って簡単かつカッコよくできるオリジナルのデカールを作ってみました^^
自作しようとしたきっかけ
デカールというと敷居が高い気がしますが、単純に「シール」と思いましょう。
ある日、ホームセンターに行くとカッティングシールなるものが売られてました。
超極薄で柔らかい。
しかも 安くて、簡単に加工できて、耐水性、耐浸食性も抜群 という優れものです^^
安いものだと数百円で売っています^^
カッティングシールはもともとは外壁に貼るシールですから風雪にも強いですし、とっても薄いのに接着力も強力ですから車体をドレスアップするには最適な素材だとおもいます。
逆に言えば薄くてペラペラなのに接着力が強いのでとても貼りにくい素材でもあると言えます。
しかし、きれいに貼れると 世界でただ1台=あなただけのコペン に仕上がります。
ぜひ挑戦してみてください。
自作デカールの制作
そこでカッティングシールを使ってデカールを自作し、貼ってみようと考えました。
デカール自作の行程は
①:下絵を作る
②:カッティングシールを切り出す
③:車体に貼る
と言う超簡単な工程になります。
しかし、超薄くペラペラなため、かなり神経を使う、気の張る工程です^^;
下絵を作る
Copenのロゴによく似た文字を作成します。
最近は多くのフォントが用意されているので自分でお気に入りのロゴを作成することができます^^
ロゴは 鏡文字 のものを用意します。
鏡文字が必要ですから、まず図形ソフトなどで正文字を作成して、それを反転処理すると作りやすいですね。
マカオンはWordとかパワポとか使いました。もちろんExcelでも可能です。
大きさも重要です。
わたしはドアミラー下に貼るつもりですが、アンダーリアなどにでっかく貼りたいなら大きいものを作らないといけません。
下絵の作り方はまず普通紙に文字を印刷して、実際に車体にあてがってみて大きさを確認します。
下絵が完成したら不要な部分を削除して、文字の外形サイズに合わせて切り出します。
(これは切りやすいようにするためで、A4の紙のままとかでも全然OKです。私は切りやすいように結構、小さめに切り出しました。)
下絵の工程はここまでです。
カッティングシートを切り出す
鏡文字にした下絵をカッティングシールのウラにセロテープで数か所貼り付けます。
透明なテープでないと切り出すラインが分からないのでここは必ず透明なテープで貼ってください。
なお、幅広のガムテープのような幅広の透明テープで貼ると、「引き」が発生し、カッティングシートが湾曲してしまいます。
そうなってしまうとデカールの仕上ガリに影響が出るかもしれないので使用は避けた方がいいと思います。
写真のように下絵になぞってカッターで切っていきます。
下絵をはった裏面からから切り出していきます。
正文字にして表面から切り出す方法もあると思いますが、その場合、下絵はフォントですから黒色に塗りつぶされています。
表面に正文字で貼ると黒のカッティングシートの場合、黒バックに黒文字ですから判別しにくくなり切り出しにミスを生じるかもしれません。
なので私は影文字にして裏から切り出しました。赤と黄色などの色文字にて表面から切り出すのもよいと思います。
いよいよ切り出しですが、 最初は穴を空けていきます。Copen の O とか eとか pのまるの部分です。
これは外形を切ってしますと固定されるテープも切ってしまい、あとで丸の部分が抜けなくなってしまうからです。穴を切り出したあと表面から見るとこうなります。
穴をすべて空けたら、最後に外形も切り出していきます。
外形の切り出しははさみよりもカッターで少しずつ、少しずつ地道に切り出していきます。
下絵ははさみで切り出すと下絵のラインを追従しにくくどこを切ればいいのかわからなくなるからです。
ですから時間はかかりますがカッターで仕上げてください。
すべて切り終えたらシートの完成です。
多少はガタガタになりますが、実際に貼るとほとんどわかりません。
一番上がカッティングシールの抜け殻になります。
その下2枚の正文字がデカール完成品です。一番下の鏡文字は下絵です。
結構、神経使いながら切り出したので疲れると思います。
時間に余裕をもって急がず、確実に完成させましょう。
急いで切り間違いしてしまうとすべて水泡に帰します。
十分注意してください
エンブレムと比較してみるとふた周りほど大きいサイズでわたしは作りました。
比較すると結構いい感じです。
もちろん事前に実車で確認しています。
車体に貼り付け
それではいよいよ車体へ貼り付けです。
まず、車体の貼り付けたい部分を脱脂・洗浄します。
これは台所用洗剤や無水アルコールなどで洗い流し、きれいに水分と油分などの汚れを取ります。
ここまでお疲れ様でした。
いよいよ最後にして最大の難関「貼りたい位置に、水平に貼る」です。
これは 本当に難しかった です。
貼るときはマスキングテープを使い、位置決めをきっちりしようとおもいましたが、カッティングシシールは薄すぎてシールはもちろんセロテープのようにすら貼れません。
先端を少しだけ貼って裏面を少しずつはがしていきながら貼ろうとしましたがそれも無理でした。
結局は、まず裏面をすべてはがします。
これで背水の陣です。
後戻りはできません!
失敗すれば数日は身動きできないダメージを受けるのは間違いないです。
自分で水平に持つように留意します。
水平を位置決めしたら、いよいよ貼っていきます。
まず、どこから貼るか決めます。
上から?下から?右から?左から?わたしは左のCから貼ることを決めました。
書体が右から左へ流れているからです。
流れに沿って貼っていく作戦です。
そして、最も緊張する時です。
Cをはった瞬間に斜めだろうが無条件に貼るしかありません。
後戻りはできません。
ここで修正してもしわになるだけです。
5mmぐらい貼ったところで全体像を想定します。
この時点でおかしいと思えば貼りなおします。もう一度、水平を確認してCの先端5mmを貼ります。
水平が保てそうであれば、テンションを保ちながら少しずつ貼っていきます。
位置決めしたら後はスマートフォンのフィルムを貼っていくように流れに逆らわず貼っていきます。
ややかたがってしましました^^;
ちょっと残念ですが、これをはがして貼りなおすというチャレンジブルなことはわたしにはできません。
しかし、この個性は世界にアピールできます。
何と言っても世界に1台のコペンができたのです!
手間暇かけて製作したデカールははがれることも劣化することもありませんでした。
考えようによっては様々なデカールを製作してもっともっとコペンをドレスアップすることもできますね。
みなさんもぜひ自分だけのデカールで世界に1台の愛車をドレスアップしてください。
内装にも使える
このカッティングシートはもちろん内装にも使えます。
ディフレクターパネルやドアトリム、トランクルームの内側なんかにも貼れちゃう^^
あなただけの愛着あるコペンンに仕上げよう^^