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トラブル・故障・修理

格安車は本当にお買い得か? 激安コペンを買い、失敗から学んだ話

2018年6月10日

Last Updated on 2021年4月28日 by マカオン

マカオンは日本一安くコペンを買いました。
今回はその時に学んだ話です。
一読いただくと格安車を買う時にためになると思いますよ^^
ぜひ読んでみてください^^

注:実際ネットでは他の方でもこのように言ってる方がいますが、すべて真実だと思います。なぜなら、その時その時で日本一安いコペンは存在するからです。

わたしが購入した日本一安いコペンの悲惨な話はこちらです。

「格安車」のこと知ってますか?

マカオンの体験を笑いながら読んでみてください^^;

本当にあったはなし…

これはマカオンが初めてコペンを買ったときの話です。
私は予算先行でL880Kコペンを探しました。
当時はようやくコペンの格安車も出てきたころでした。
マカオンはそんな格安ショップにこの後コペンの入荷予定があるか訊き、現車を見もせず、僅かな情報で仮押さえすることで安価な1台を購入できました。

しかし、安かろう悪かろうとはよくいったもので…マカオンの勝手なイメージなんですが、相場より安い車にはこんな物件が多いかなーって言うふうに感じています。
 ・事故車がおおい
 ・現状販売である
 ・未修理箇所がある
 ・修理が雑である
 ・走行距離が多い
マカオンが買ったコペンはコンプリートでした。(まぢです)

1台目のコペンは引き取った帰り道に故障が発覚するという信じられないことが起こっています。
これらのことも含めチェック項目を詳細に見ていきましょう。
ぜひ参考にして確かな1台を選んで欲しいと思います。

格安車には事故車がおおい!

よく耳にする「事故車」
安そうだけど、やっぱり不安^^;
では、どういう状態になると事故車という扱いになるのでしょう?
そんなことわかってるよ~。
嫌味なしに、わかってらっしゃると思います。
マカオンもそうでした。
でも、先だつものがなければ、検討せざるを得ないこともありますよね。
予算に余裕がある方も、ぜひ読んでみてください。
なぜなら、「事故車」と記載がないからといっても安心できないからです。
そもそも、事故車には表示義務はありません
折角、購入した車が事故車だった…しかも、そんなこと一言も書いてなった!
これって違法だろーーー!と言っても通りません。
違法じゃないからです。

まず、事故車とは一体どんなくるまなんでしょう?
「なに言ってるの?事故車って事故を起こした車のことでしょ!」と言われそうですが、ネットの中古車では「修復歴」としてチェック項目があります。
事故歴とは書いてありません。一体どういうことなんでしょう?

事故車とは?

みなさんの考えは間違っていません。
事故車とはその通り事故を起こした車です。
事故を起こした時点で修理をする・しないに関わらず、事故を起こした全ての車を事故車だととらえてしまう人もいますが、そうではありません

事故車とは

事故車とは事故を起こして、修理をせずに現状となっていることです。

ですから、修理をしてしまうとそれは事故車ではなく、修復歴車や修理歴車になります。

修復歴車とは?

中古車ネット販売で表示されている、「修復歴」とはどういう意味なのでしょうか?

日本自動車査定協会の定義によれば

修復歴

車輌の骨格の部分(下表の骨格部位、下図の着色部分)、つまりフレームやシャーシーなど車の強度を保つ部分に影響を及ぼし、交換や修正をした経緯があるもの

とあります。簡潔にいうと

修復歴とは

修復歴とは、車輌の骨格の部分に交換や修正をした経緯があることです

車輌の骨格の部分 として以下の9つが定義されています。
 ①フレーム (サイドメンバー)
 ②フロントクロスメンバー
 ③フロントインサイドパネル
 ④ピラー
 ⑤ダッシュパネル
 ⑥ルーフパネル
 ⑦ルームフロアパネル
 ⑧トランクフロアパネル
 ⑨ラジエータコアサポート
繰り返しますが、これらの部分を交換や修正をした経緯があるものが修復歴となります。
但し、ねじ止め部分は骨格に入りません。(注1)
また、⑨ラジエータコアサポートは、交換され、かつ隣接する骨格部位に凹みや曲がり、または修復跡があると修復歴になります。
修復歴車は中古車販売の際、修理して、明確に記載する義務があります。
(注1)ねじ止め部分は骨格に入りません。

骨格部ならボルトで外れるものは交換しても修復歴にはなりません。
・エンジンの交換
・載せ替えバンパー
・フロントフェンダーの交換フロント
・リアウインドウの交換
・ドアの交換
などがあります。
つまり、車の骨格に影響のない理由(例えばオイル切れ)でエンジンだけが故障し、交換修理しても、骨格部分に影響はないので記載の義務はなく、適法に購入者には知らされないということになります。
そうなると、事故車ではないかもしれませんが、修復歴の記載がなくても不安になりませんか?
だって、上の例で言えばオイル切れでエンジン交換しても記載の義務がないんですよ?

結論

修理歴車とは骨格以外の修理を行った車を修理歴車と言います。

ということになります。
いかがでしょうか。
事故車、修復歴車、修理歴車の違いをご理解いただけましたか?
マカオンが買ったコペンは
フロント運転席側はぶつけて修復してありました。
さらに
助手席リア側はぶつけて修理歴がありました。
そして
ターボが故障という未修理(事故が原因かどうかは不明)の現状販売でした。
金額は安いのですが、価値として高いか安いかは皆さんの価値観にも依ると思います。
私自身は修理費用は掛かりましたが、それほど悪くはない1台だったと思います。
格安車は現車確認して、納得の上で買うのが一番だと思います。

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「修復歴あり」なのに、「修復歴なし」として販売していた場合

修復歴は開示する義務があるため、実は修復歴があった場合は販売店の落ち度なので、きちんと自分の権利を主張しましょう。
全国にある日本自動車査定協会(JAAI)に連絡し、その車を査定してもらいましょう。
それを証拠として、販売店と話をしましょう。
もしも話し合いの折り合いがつかない場合は裁判となります。
被害者の権利として、
「民法第95条 錯誤による無効」
「民法第96条 詐欺による取消し」
「消費者契約法第4条第1項第1号 不実告知」
が主張できます。
いずれも専門的知識が必要になりますので弁護士さんと相談すべきです。
例えば「錯誤による無効」は被害者に重過失があってはいけないなど がありますから生半可な知識では言いくるめられてしまいます。
もっとも裁判費用はバカになりませんからSHOPときちんと話をして誠意ある対応をしてもらうのが良いのですが…それができないSHOPだからこうなるんですよね。

現状販売である

現状販売とはどういうことでしょう?
納車の際に整備は一切されていないということです。
つまり、

現状販売とは

引渡し後、10m走って、故障で止まってしまっても

引渡し後であるからSHOP側には責任がない

ということなのです。
上記は極端な例ですが、SHOP側はそう理解されています。
売買契約書にもそう記載されているはずです。
ですから、納車された車に不具合があっても自己費用で修理しなければなりません。
そんなことわかっているよ!と言いう方も多いと思います。
マカオンもそうでした。そして、こう考えていました。

マカオン
マカオン
さすがに納車時に整備不良はあり得ないだろう。まともな走行はできるだろう。

そう思ってました。
結果から言うと、甘かったです。
私の車は、納車された日に
・ターボが効かない
・ライトが片目
・ワイパーゴムが劣化
でした。
ターボは最悪我慢するとしても、ライトやワイパーは最悪事故を起こす可能性があります。
購入したSHOPにそのことを告げると、
「そーでした?ライト点いてたんだけどなぁ?」
「ワイパーゴムは消耗品ですから」
とうことでした。
しかも、納車の際、SHOPの人はこの車に乗って遠距離走ってきてたんです。
ですからターボの故障は気づいていたはずなんです。
「はず」と言うのは、納車日にはターボが効いたり効かなかったりしていたからです。
ディーラーの点検ではライトの電球が緩んでいたということでした。
ですから一概にSHOPが悪い!とも言えないかもしれませんが…。
ターボは修理になりました。15,000円でした。

結論

未修理箇所がある、修理が雑 と言うのは現状販売によるリスクの一部なのです。

詳細はこちらです


これらのトラブルは、整備されていたらこの不具合はなかったのでしょうか?
いいえ、必ずしもそうは言い切れません。

整備車は安心できるのか?

この整備とは一体どんな内容なのでしょうか?
中古車を購入し、引き渡す際の整備内容には「これをしなければいけない。」という方法律はありません。
つまり、各SHOPが自由に決めていいのです。
この「自由」と言うのが非常にあいまいで、悪質なSHOPはこれを悪用します。
具体的には
・整備をしない。
・整備ではなく、点検だけを行う
・点検のみの場合、不具合箇所を整備しないで放置する
・一時しのぎの応急処置的な事だけして、納車する
・整備の資格のない者や、資格のない業者が整備を行う
などその形態はさまざまです。
ですから、現状販売の場合は大きなリスクを覚悟し、整備してもらう時には何をどこまで整備するのか確認する必要があります。
そして専門家によって整備されているかを確認することも有効です。
これも同じコペンでの話ですが、わたしが購入したコペンはパール色で、こだわりがありました。
ボディのパール色の塗装はしっかりしてましたが、修復箇所付近のフェンダーカバー部は赤色のものをパール色に塗装し直したものでした。
なので色目が明らかに違います。

また、フェンダーカバー事態も修復部付近でしたのでいびつに取り付けられていました。
段差があるのです。
このように過去にどんな修復、修理がされているか分かりません。
繰り返しになりますが、現状車を購入する際はできるだけ現物を目視して確認しましょう。
なぜなら、同じ問題でも、納得して買うのと知らないで買うのでは、知らないで買った場合、騙された感が強いからです。

走行距離が多い

もうこれは格安車の定番ですね。
以前は10万Km走行した車は限界と言われていましたが、現在そんなことはほとんどありませんね。それは軽自動車にも言えることだと思います。
多走行車の場合、塗装、パッキンア、ゴム類その他消耗品は比較的劣化がわかりやすいかもしれません。
下回りのひとつの目安として、降雪地方のスポーツカーは下回りに不安があります。
なぜかと言えば雪が降った際にわだちができます。
このわだちの高さは普通車が作ったものです。
ですからスポーツカーのような低車高はこのわだちに「はら」(車の底部)をすってしまいます。
まるでラッセル車のように、後続車のために雪をフロント部分にためながら走行するのです。^^;
そのほかに災害のあった地域などでは水没した経緯なども含め、どの地域で使用されていた車なのか?ということは結構重要な要素になります。

ここまでで、
・修復、修理の有無の確認
・現状販売のリスク
・整備内容の確認
を理解していただけたと思います。
見積にはこれらのことが記載されているshopもあれば記載されていないshopもあります。
メールなどで文章で記録を残すことも有効です。

まとめ

格安車はハイリスク・ハイリターンかと言えば決してそうではない。
というのがマカオンの意見です。
正確には、ハイリスク・ローリターンではないかともいます。
しかもそれも一時的なものであり、長期的に見れば、メリットは少ないでしょう。
一時的に格安車を購入して、ガンガン貯金して、次回には程度の良い中古車か新車を購入するのがベストだと思います。
小まめに見積を取ってお買い得車を探しましょう^^

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